大量出血の場合は新鮮な血液そのままのこともあるが、通常は胃内の
塩酸のためにコーヒー残渣様(ざんさよう)の状態で吐出される。頻度の
多さからみると胃潰瘍、びらん性胃炎、胃がん、食道下部の静脈瘤(じょ
うみゃくりゅう)等であるが、その他多くの原因がある。消化管系、特に食
道や胃、十二指腸から出血した血液を嘔吐ないし吐出すること。吐血が
多量に起こった場合は、医療機関で緊急治療を行い、治療には、静脈内
滴注、薬剤、輸血などが含まれます。出血が減少したら、経鼻胃管により
制酸薬を頻繁に投与する。胃酸の分泌を低下させる薬が処方される場合
もある。